どうじんようごのきそちしき

■ 表紙原稿について(3) ■

ひょうしげんこうについて3

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 ここではフルカラー表紙と、おまけとしてコピーでの2色分解について取り上げています。


フルカラー表紙原稿の描き方

 フルカラー表紙原稿の場合、まず気を付けたいのが、「通常の(本文用)漫画用原稿用紙は使えない」ということです。漫画用原稿用紙は、普通薄い水色などで枠線が印刷してありますが、この枠線などもフルカラーでは印刷に出てしまうからです。コンビニなどでカラーコピーする場合は適当な(白い)紙でいいですが、印刷所に依頼する場合は「(フルカラー)表紙用原稿用紙」またはその印刷所の専用表紙原稿用紙を利用するようにして下さい。
 また、最近ではCGによるフルカラー表紙も大流行しています。データ入稿についてはサポートしているファイル形式などがそれぞれの印刷所によって全く違うので注意が必要です。

原稿用紙について
 イベント会場などで印刷所がカラー表紙用原稿用紙を配布していることがあります。トンボの位置などはその印刷所にぴったり合うように作られている(ハズな)ので、それを使えばトラブルも減るでしょう(描きにくいのもありますが)。有名な印刷所はたいてい用意していますのでそれぞれ使おうと思っている印刷所に問い合わせて下さい(無料の場合と有料の場合があります)。
 そういったものを配布・販売していない印刷所を利用する場合には、画材屋などで売っている「表紙用原稿用紙」を使用して下さい。デリータやICなどから出ています。A5本用、B5本用それぞれあるので作る本に合わせて購入して下さい。
 なお、「表紙用原稿用紙」はA5用、B5用それぞれ原寸ですが、本文用とは別に考えて下さい。本文が縮小印刷でも、(フルカラー)表紙原稿は原寸で構いません。

 あと…基本的にイラストボードには描かないようにして下さい。格安のセット印刷では印刷を断られるでしょう。そうでない場合も、追加料金取られることが殆どです。…プロ作家はイラストボードにカラー原稿描いているようですが、それはまた別の話です(商業誌印刷とは印刷方法が違うので仕方ないです)。カラーコピーの場合もコピーしにくいと思います……。

データ入稿について
 …ワタシはやったことないし…実はあまり興味もないので(…CGはモニタ上で見せるために描くものだと思ってます…)、ここは参考程度にして下さい。
 たいていどこの印刷所でも、「フォトショップ形式」「イラストレーター形式」で、「MO」か「CD-R」での入稿が出来るようです。それらのソフト及びハードを揃えておけば大丈夫なのではないでしょうか。「FTP」による入稿を受け付けてる印刷所もありますね。
 以前は追加料金を取られる場合が多かったですが、最近はフルカラーの基本料金でもデータ入稿できるところも増えたようです。コピック揃えるのとフォトショップLEは同じくらいの値段なので(笑)、パソコンの環境さえ整えばデータ入稿を考えてみてもいいのかも知れません…。

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フルカラー表紙を描く上での注意点

 守った方が良いことがいくつかあります。

基本的には金・銀・メタルカラー・蛍光色を使用しない

 普通では再現できません(印刷キレイじゃないです)。特に蛍光色は通常の「4色分解」やカラーコピーの原稿には使わないようにして下さい。
 なお「金・銀」が使える場合もありますが、これは「色指定」でないと使えません。蛍光色についても同様で、5色分解や蛍光ピンク差し替え4色分解印刷にしても、描かれた「蛍光(ピンク)色」をそのまま再現できるわけではないので注意して下さい。(原理についてはここでは省略します)
 ただ、画材としてよく使われるカラーインクには蛍光色がもともと含まれているものもありますので注意して下さい…。4色分解だと色がくすんでしまってがっかりすることになるかもしれませんね。(蛍光ピンク入りの「4色分解」でもある程度までしか再現できません)

淡い水彩色はキレイに再現できないコトがあります
 大丈夫な印刷所もありますが(苦笑)…基本的にはあまりキレイに出ないと思った方が無難です。色鉛筆画についても同様です。はっきりくっきりとした画材で絵を描いた方が再現は良いです。(特にカラーコピーは淡いイラストは苦手です)

セル画は避けよう
 セル画…原稿を見た感じはキレイだしカッコイイんですが、受け付けている場合でも別料金を取られる場合が殆どです。避けた方がいいです。(「モワレ」が出たり、4色分解だと色が今ひとつキレイに出なかったり……)どうしても使いたい場合は、一度コピーしてそれを原稿用紙に貼り込んで下さい。
 なお、「カラーコピー表紙」ならば大丈夫かも知れません。問い合わせてみて下さい。コピー本ならば多分どこでも大丈夫ですね。カラーコピーだと結構仕上がり良いですよ。

カラートーンの扱いには気を付けよう
 本文原稿でトーンを使う時よりも注意して貼って下さい。空気が入っていあたりゴミが入っていると印刷で出てしまいます。出ないと思ってるゴミに限って出ます。
 更に過剰にカラートーンを張り込んだ原稿はカゲやピンぼけが出る可能性もあります…(印刷所によっては断られます)。

貼り込みはほどほどに
 コピー用紙ほどの厚さならば問題はないですが、厚紙の貼り込み(コラージュ)はほぼ確実に印刷で影が出ます。
 効果を狙ってやるなら別ですがデザインで工夫して避けるようにして下さい。
 その他、市販のシールを使うと、「著作権」に触れることも考えられます。注意して下さい。

カラー原稿を筒に入れて送らない
 原稿が傷むのと、原稿の読み取りが難しくなるので筒に入れて送らないようにして下さい。特にカラートーンやインレタを使った原稿は悲惨なことになるそうです……。

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フルカラー表紙の印刷方法

 次に印刷方法による違いを述べます。本当はもっと色々なフルカラー印刷方法があるのですが同人誌では用いられないので省略します。

フルカラーコピー・デジタル系
 コピー本のカラー表紙は普通はカラーコピー(又はプリンタで印刷)でしょうし、オフセット本でも「デジタルカラー」と呼ばれるものなど、表紙をカラーコピーやそれに似たものにする場合があります(安いカラー表紙は殆どコレ)。PP加工などはできないのですがとにかく安いです…。
 この場合は、蛍光色はどうやっても再現できないので、蛍光色を含んだ画材(カラーインクやコピックの一部色)を使うのは止めた方が無難です。金銀も完全にくすみます。また、淡い色もキレイに出ないので(特にカラーコピー)色鉛筆はオススメできません。カラートーンを使ったり、ムラなく塗ったコピック原稿などは割とキレイに再現されるようですね。色々試してみて下さい。

 なお、デジタル入稿したものの場合、データをそのまま出力できる印刷所ならば下手するとオフセット印刷するよりもキレイな場合があります(あくまでも印刷所次第ですが)。

オフセット系
 一番お金はかかるけど現在一番メジャーな(笑)オフセットのカラー表紙です。

<FCオフ表紙の例>
フルカラー表紙例
 
 

 …フルカラー表紙にしても、ヘボい絵はヘボいまま、というのを露骨に表したいい例だと思います(爆)。

 結局、「カラー印刷に適している原稿」ならば、どの印刷所でもそれなりに印刷できます。印刷所によって多少のクセがありますが、それも誤差の範囲だと思います。

 ただし…例えば、蛍光色を大量に使ったものは「5色印刷」や「6色印刷」を使わないと再現できませんし、色の修正も一応できますが、お金や時間が結構かかります。(5色使えたり修正できるだけ、コピーなどよりもマシなのかも知れませんが)

 何か不安があるならば定評があったりよく相談に乗ってくれる印刷所を使うことですね。

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おまけ・2色分解について。

 印刷所でも「2色分解」をやってくれるところはありますが下手すりゃフルカラーよりも高くついてしまいます。しかし…。

<赤+黒>
2色刷り・これは自分でも上手くいった方(笑)
   <青+黒>
2色刷り・この本も割と上手くいった…

 コピー機で2色分解できる機種があるんです。あまり他にはない感じの表紙になって、しかも1枚10円なので格安!…実際にはあまりコレの出来る機械が置いてないのでここでは原稿の描き方は省略しますが。「ミニストップ」の一部(ビッグサイト近く・「WANZA」のミニストップにもあったハズ)や一部スーパー(ダイエー某店で確認)で導入しているようです。「ファミリーマート」にもあるかも知れません(ウチの近くで以前ありました。お仲間が大量コピーしたらしく壊れて撤去されたケド)。首都圏近郊以外であるかどうかはわかりませんが、見かけたら一度使ってみるといいと思います(笑)。

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