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「同人誌の原稿を制作するまで」にありがちなプロセスをまとめてみました。
パロディ同人誌(又は同人系サイト)を作ろうと思うに至る経緯。
ヲタが特定作品にハマるパターンをまとめてみました。基本的に創作系などの本を作りたい方には、あまり関係のない話です…。
- 第1段階目・作品の存在を知る。
- ■よくあるきっかけ
1・アニメやゲームの雑誌を見る。掲示板などで情報を知る。「あ、面白そう…」
2・「~さんが◎◎にはまったんだって」で、興味を持つ。好きな作家のブログなど。
3・偶然みかける。アニメならチャンネルをあわせたり、マンガならふと立ち読みしてみたり、ゲーセンで見かけたり、友達んちで…。
4・「えっ、○○○○○が×年振りに復活!?ええっ、アニメもやるのっ!?見なきゃ…。」「あ、DVD化…」(やけぼっくいに火がつくパターン)
■キャラクターとの(運命の)出会い
1・「あ、このキャラかっこいい(かわいい)…」
2・「声優が◇◇◇◇さん…」
3・「結構好みかも…」 - 第2段階目・「ハマる」。 ここで止まると、単なる「コレクター」。
- ■キャラクターに(燃|萌)える。
1・「あああこの顔だよこの見上げる目だよーーー」
2・「△△△…」「あああああ▽▽▽▽▽さん…」(以下略)
3・「○○×□□ってアリかも…いやむしろそれしかない(以下略)」
■作品にものめりこむ。
1・「HDD録画は消さない」「DVDにも焼く」。製品版DVDももちろん初回特典付きを購入する。
2・「え、マンガの原作があるんだ…」
3・「メイト(=アニメイト)でグッズ出てる、買わなきゃ…」
4・「来週からは雑誌も読むか…」
5・「なに!?カード付きお菓子っ?」
6・「トレカが出てる…」
7・ファンサイトを覗いてみたりする。盛況なことに喜ぶ。 - 第3段階・妄想する/不満に思う。
- ■キャラクターへの妄想が炸裂する。
1・「▽▽と○○がくっつけばいいのになぁ…でもオフィシャル(公式)じゃあり得ないし」
2・「△△△が×××されてるところを描きたい!!!!」
■ストーリーなどに不満を抱く。
1・「えー、何でそこで▽▽と△△にフラグが立つ!?このまま行くとこいつらがくっつくのかよー、つまらん!」
2・「シナリオが今一つ弱いよなぁ…ここはこうしたらいいのに……」
3・「こんな結末ワタシの□□□□じゃねえええええ!」
4・「公式サイト内容薄すぎっ!!!」etc………………。
基本的に、その手の妄想やら不満やらが「何か作ろう」という創作意欲に結びつけばそれでパロディ同人誌や同人系サイトは作れます。最初はそれこそが原動力になるかと思います。
例えば、キャラクターで妄想したものをいいようにカタチにしたものの代表がいわゆる「やおい」や「エロ二次創作」の作品群ですし、物語や設定を(自分の都合のいいように)再構築してWeb上で小説(SS)として公開するのも、基本的には同じ行為です。
また、お話は作れなくても、キャラクターのイラストは描きたくなるかもしれません。これを自分のサイトやブログ、あるいは投稿サイトに投稿することは、立派な「二次創作」です。
なお、同人誌という本のカタチにするにはある程度の財力と、原稿として作成する知識も必要ですが、Web上でイラストだけ公開するには、さほどお金はかかりません。
さて、……むしろ上記のような情動がナイ場合、パロディ系の同人活動はしない方がいいでしょう(創作系は別です)。二次創作での同人活動は、基本的には儲けられるものではありませんし、「伊達と酔狂」やら「萌え」やらがきっかけで行う活動です。
なお、その作品そのもので完全に満足できた場合、「同人活動」には向かいにくいかもしれません。これについては、別の機会に。
どんな本やサイトを作りたいか、考えよう。
さて、同人誌やサイトを作る場合、まずどのようなカタチのものを作るのか決めて下さい。
一言で「本」「同人誌」といっても、コンビニコピーで20ページ程の本を10部ほど作って友人知人のみに配るものから、ゲスト原稿を集めたり必死に描いたりして何百部か刷り、即売会でぱーっと売るぶ厚いオフセットの本までピンからキリまであるわけです。そんなのがどちらもまったく同じ作り方でできる…ワケがありません。
また、Web上での活動も、イラストやSSの発表を中心にするか、交流系のコンテンツを作るか、そもそもサイトでなく自分のブログで発表するか…など、いくつかのパターンがあります。(詳しくはネット編の、同人サイトの考え方にて。)
とりあえず本やサイトを作る場合、まず、どんな本やサイトを作りたいのか、考えてみてください。それを考えるだけでも楽しいのではないかと思います。
そして、本ならいつ出すか。予算はどれくらいあるか。どんな内容の本にするのか。小説本かマンガ本か。コピー本かオフセット本か。ページ数はどうするか…。頭の中でおぼろげながらもイメージを作ってください。
同人誌原稿制作前に最低限決めておきたいこと。
- どんな内容の本にするか
- カップリングや基本方針(健全かエロか)は、最初に決めて作りましょう。これは説明不要かもしれません。イベントに申し込む際にも必要です。
ただし、原稿制作中に新キャラ登場などで、そっちに愛が移行してしまうコトはありえます…。 - いつ出したいか、予算はどれくらいあるのか
- 本をいつ出すか、これもまず決めなければいけません。特にパロディ本は旬を逃すと売れにくくなりますので、あまり気長に構えてはいられません。
あるいは、特定の「イベント合わせ」に本を出す場合、そのイベントは今からどれくらい後なのかを計算して下さい。原稿の作成に慣れないうちは早め早めに用意するクセをつけましょう。ギリギリに始めると「イイもの」は出来ません。
そしてその本にはいくらくらいお金をかけられるのか。案外これは重要です。
基本的に、同人誌の印刷料金は前払いです。バイト代が入るとか、お年玉があるとか、あるいは前に作った本の売り上げから出すとか、まずは制作にかかるお金をどう捻出するか決めてから本作りに入って下さい。実際にお金がある状態で制作に入るのが理想です。
なお、印刷料金の「後払い」が出来る印刷所もありますが、初心者は絶対にソレを当てにしてはいけません。きっと思った程は、売れません。
これらは目安程度でも決めた方が作りやすいでしょう(突発というのもありますが)。以下、具体例で説明します。
夏のコミックマーケットの当選通知が来たので、夏コミ合わせで本を作ろう。
- 前提条件
- ・今現在、6月中旬だから締切が7月中旬として、あと1ヶ月。
・バイト代が入るので、3万円までかけられる。
・100部くらい出したいな。 - 印刷方法を決める
- いつもオフセット、いつもコピーと決めているならばいいのですが、最初のうちは迷うかもしれません。最終的には予算と、時間の問題になりますが。
一応、「(売れそうな)部数orページ数が多い」場合で予算があれば、オフセット本にすると良いでしょう。おおむね、52ページ以上又は100部以上の場合、自力でコピー製本するのは辛いです。
逆に、予算がない、もしくは、出る部数が見込めない(見当もつかない)場合は、コピー本としての作成をお勧めします。30部程度でも引き受けてくれるオフセット印刷所はありますが、かなり割高になってしまいますし、なお、リソグラフ印刷による印刷は50部前後作る時に割安となります。
なお、個人的な経験上、中綴じコピー本でも、60ページを越えると製本するのが辛いです。更にカッター等で端を「化粧裁ち」しないと、見栄えも良くないです。それを超える長編マンガをコピー本で作成する場合は、編集により上下編に分けるのも手です。
この「印刷方法」については、できれば原稿作成前に決めておいてください。さらに、オフセット等印刷所に頼む場合は(特にコミケ等大イベント合わせの場合は)予約を入れておくのが確実です。またそのときに予算を伝えて、見積もりをもらっておいてもいいでしょう。 - 装丁をある程度決める
- コピー本ならば直前に決めれば大丈夫ですが、オフ本の場合、予算の都合で装丁をまず決めてから作ることをお勧めします。
まずは、利用しようと思っている印刷所の料金表を見てください。慣れないうちは「○○セット」といった名前の、表紙から本文までが既定となっているパック料金制で作成することをお勧めします。
たいていの印刷所では、フルカラー表紙や、特殊紙表紙、色々な装丁のセットがありますので、予算と自分の作りたい本に合うセットを見つけてください。
なお、例に挙げた「3万円」の場合、フルカラー表紙かそうでないか、あとは部数と版型によって本文のページ数がかなり変わります。
利用したいパックと、目標ページ数が決まったら、コミケ合わせの場合はさっそく予約してください。なお、予約の際に印刷所に伝える部数とページ数は「目安」ですので、大幅に上回ることがなければOK、下回る分には全然構わないです。 - …以上で目標のページ数が決まりました!
- 予算と料金表から、上限のページ数は大体分かります。
あとは、締め切り日に向けて、実際に原稿を作成する「だけ」です。それが大変ですが。
なお、カラー表紙の締切日は本文の締切日よりも早い場合があります。締切日のカンチガイには気をつけて、原稿作成してください。
なお、コピー本として作成する場合は、あまり壮大なページ数にならないよう、ネームの段階で調整してください。壮大なページ数になると、製本が大変ですので、分冊や印刷所への依頼をお勧めします。